年齢の枠をこえて、いっしょに育つ――。
網干保育園では、普段のクラス活動とは別に、年齢の異なる子どもたちが交流できる「縦割り保育」を取り入れています。
少子化や核家族化の進行により、家庭や地域での異年齢交流の機会が減るなかで、園生活のなかで自然に年齢の違う子どもと関わることは、人としての土台となる「社会性」や「思いやり」を育む大切な時間です。


■ 社会性の育成
年上・年下の子ども同士が関わるなかで、協調性・伝え合う力・聞く力といった生きるためのコミュニケーション力が自然に育ちます。
■ 思いやりの心を育む
年上の子どもが年下の子のお世話をすることで、責任感・優しさ・達成感が芽生えます。
また年下の子どもは年上の姿を見て、あこがれや学ぶ心を持ちます。
■ 多様な学びの連鎖
教えることは、学びの深まり。
年上の子が伝えることで「教える力」を、年下の子が真似て「学ぶ姿勢」を育みます。
園生活を通して、子どもたちは教え、学び合いながら、心を豊かに育てていきます。
異年齢での関わりが、将来の社会の中での人間関係づくりの土台となっていきます。


